術後10年が経とうとしています。
後遺症も何もなく肛門は完治しました。
後から発覚した肛門周囲膿瘍の所も
痔瘻にはなっていないようです。
術後に生まれた長男を頭に三人の子宝に恵まれ
いつしか痔瘻の事も記憶から薄れ
平穏な日々を過ごしていました。
そんなある日、小学生の次男が言いました。
次男「おしりが痛い。何か出てて痛い。」
刹那、小学生の時に肛門にイボができた記憶が蘇ります。
妻「パパに見てもらった方がいいんでないの」
次男をトイレに連れて行って
肛門を見ることになりました。
前屈みになる息子の肛門を観察する父親の姿。
感じるデジャヴ、いわんやそれは真実の記憶。
そう、それはまさに
30年前の私と今は亡き親父の姿そのもの。
刻を超えてシンクロする血の奇跡。
そして次男の肛門にはぽっこりした
イボのような物が出ています。
忌々しい歴史が繰り返されるというのか。
次男「押すと引っ込むんだよ。」
(この子は知っている!)
教えなくても
押したらイボが引っ込む事を
次男は知っていました。
(この子ならきっと大丈夫だ。)
私「たいした事ないから大丈夫だよ」
私の親父がそうした様に
不安を煽らない様、優しく声をかけてあげます。
結局、その後肛門の事は何も言わなくなり
イボも出てこなくなったようで、
我が家から肛門の話題は徐々に消えていきました。
これで私の痔瘻との戦いはひとまず幕を下ろします。
将来、子供の誰かが痔を煩った時には
私の経験を語り
肛門の病気は決して恥ずかしい事ではない
早めに受診すればきっと完治する事を
伝えてあげたいと思います。
そして最後にこう言うのです。
「七転八倒の苦しみだった」
と
すごく為になりました。
文章がダラダラとただ長いだけじゃなく、端的に書かれてあるので解りやすかったです。
イラストのたまに出てくるネコと、奥様に笑いを持っていかれました。
私は今、お尻の割れ目の左側縁あたりに沿って腫れて痛い感じです。何か怪しいな、と思いネットで検索していたらこちらを見つけました。
痛いのに弱いし、麻酔が効きにくいので凄く憂鬱です。
歩いたり普段生活する分には特に不自由を感じない(もちろん押せばしこりのような違和感はあるし、痛いような感じもあります)ので放っておこうかな、とも思いましたが重病化してもなあ…と思いまして。
尿管結石、痔、と何でこう言う病気ばかり、と思いますよ。
でも、今回はためになるブログをありがとうございました。
桐原さま
コメントありがとうございます!
痔の悩みは一人で抱え込むことが多いと聞きましたので、イラストを交えて読みやすくなるように書いてみました。
痔に限らず憂鬱に悩んで過ごすよりは早めに医者に見てもらった方が気が楽になるかなと思います。
私の場合は膿が結構溜まってからの痛みでしたので麻酔も効きにくかったのかもしれません。
(以前歯茎に膿が溜まった時もお医者さんに麻酔が効きにくいかもしれないと言われました。)
私はずっと尿管結石持ちでたまに石が出てきます^^
こんなブログでもお役に立てれば幸いです。
楽しく読ました。
オペ後3日目なのですが、痛みも忘れてほっこりしました。
さとさま
術後の辛い時期にコメントをいただきましてありがとうございます!
拙い文章ではありますが、少しでもお役に立てたら幸いです。